三菱電機 伊空調会社デルクリマを完全子会社化
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業界ニュース
三菱電機は2月24日、イタリアの業務用空調事業会社デルクリマ社(ミラノ)を完全子会社化したと発表した。
同社はデルクリマ社の完全子会社化の方針を昨年8月に決定し、12月23日付でデルクリマ社主要株主のデロンギインダストリアル社からデ社発行済株式の約74.97%を取得し(取得額5億800万ユーロ、1株あたり4.5271ユーロ)、2月24日に残る約25.03%の株式取得手続き(取得額1億7000万ユーロ、1株あたり4.5271ユーロ)を完了した(取得総額6億7700万ユーロ、約885億円)。
三菱電機は、早期にデルクリマ社とのシナジー効果を創出し、グローバル市場における業務用空調冷熱事業強化を図るとしている。
デルクリマ社は、傘下にクリマベネタ社(欧州第3位のチラーメーカー)、RCグループ社(データーセンター向け空調メーカー)などを保有しており、両社の強みとして
- ▽クリマベネタ社=チラー事業で欧州トップクラスのシェアと、高品質に裏打ちされた信頼性に基づく高いブランド力
- 省エネ・低騒音技術力、製品のカスタマイズや短納期などに対応する高度な開発設計力と効率的生産体制
- 空調冷熱機器の遠隔監視などのシステムソリューション力──および▽RCグループ社=主要事業であるサーバー室向け空調など特殊空調への対応力──
を挙げ、三菱電機の得意分野とのシナジー効果の発揮により早期に欧州空調機器分野でのトップシェアをめざすとしている。
管材新聞 2016年3月2日 第1659号より抜粋
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