積水化学 西日本の生産子会社再編「西日本積水工業」発足
積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは4月1日、将来的な需要構造の変化に対応すべく、西日本エリアの生産子会社を再編し、西日本積水工業を同日発足させたと発表した。
同社環境・ライフラインカンパニーによると、同カンパニーの主力事業である塩化ビニル管などの汎用品事業において住宅着工数の減少や新設の公共投資予算の縮小により、将来的に需要が減少すると見込まれるという。そうした国内需要構造の変化を見据え、将来的に必要とされる生産能力・物流体制などを総合的に検討してきた結果、東日本積水工業発足(昨年4月)に続き、西日本エリアの岡山積水工業(主に中四国エリア向けの建材、継手などを製造する生産子会社)と栗東積水工業(塩ビ管の主力製造拠点である滋賀栗東工場の工場内生産子会社)の2社のマネジメントを一元化することで、西日本エリアにおける生産コストと物流コストの効率化を推進するとしている。
両社の経営統合にあたっては、岡山積水を存続会社とし、栗東積水における事業のすべてを岡山積水が継承し、統合後の会社の名称を「西日本積水工業株式会社」に、本社所在地を滋賀栗東工場内に変更し、新たな体制で事業運営の一層の強化と事業価値の向上を図るとしている。
西日本積水工業株式会社 概要
▽本社・滋賀県栗東市野尻75
▽事業所・栗東製造所=本社と同所、岡山製造所=岡山県岡山市東区古都宿210
▽事業内容・化学工業製品の製造と合成樹脂製品の加工および製造販売など
▽資本金・1億円
▽株主・積水化学工業(100%)
▽従業員数・298名
管材新聞 2019年4月10日 第1770号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
18年度第2四半期 リフォーム受注低迷 住宅「給排水設備」堅調
国土交通省がこのほどまとめた2018年度第2四半期(18年7~9月)の建築物リフォーム・リニューアル
-
-
配管・継手・バルブなどを安く買い揃えて利益を確保する方法
工事修理の請負をしていると、時に利益率の良くない仕事だったり値引き交渉を延々とされたりと、利益を
-
-
15年度フロン再生 量は約965トン
環境、経済産業両省は「フロン排出抑制法」(略称)に基づく2015年度のフロン類の再生・破壊状況をとり
-
-
日本バルブ工業会 「環境バルブ」ラベルデザイン決定
日本バルブ工業会は、今年度開始の「環境配慮バルブ登録制度」のラベルデザインを決定しました。 昨
-
-
DIYショウ開催告知
日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会は8月27日~29日の3日間、幕張メッセ国際展示場で「JAPAN
-
-
国交省 昨年度建設業法令違反増加 「社保」問題解決に注力
国土交通省は、各地方整備局などに設置している「建設業法令遵守推進本部」の2015年度活動結果を公表し
-
-
日本バルブ工業会 バルブフォト五七五コンテスト
日本バルブ工業会は、「バルブは生活、産業を支える重要機器であり、一般の認識を高めたい」として3月21
-
-
老いる水道管 漏水が頻発
水道管の水漏れなどで水道水が無駄になる割合(無効率)が20%超と、極めて高い水道事業体(自治体や企業
-
-
16年度上半期産業機械 8.7%減少 ポンプ内需は5.3%増 環境装置28%の大幅増
日本産業機械工業会(産機工)がまとめた2016年度上半期(4~9月)の産業機械受注額は前年同期比8.
-
-
古林工業 鋼管製溶接継手を値上げ
「FKK印溶接継手」の古林工業(本社・大阪市西成区)は、4月1日出荷分より鋼管製突合せ溶接式管継手に






