安全弁
古くから弁はバルブと呼ばれ、配管の中でも重要な役割を持っています。バルブとは液体を通したり、差し止めたり、制御したりするために液体の通路を開閉することができる可動機構を持つ機器の総称で、用途、種類、形式などを表す修飾語が前に付き「〜弁」という名称で用いられることが多い。
バルブの分類方法は確立しているわけではありませんが、形式的に一般弁や汎用弁と呼ばれる「玉型弁(グローブバルブ)」「仕切弁(ゲートバルブ)」「逆止め弁(チェックバルブ)」「ボールバルブ」「バタフライバルブ」「コック・プラグ」「ダイヤフラムバルブ」などの手動弁や、安全弁や電動弁、電磁弁などの特殊弁と呼ばれるものに分けるのが一般的です。また、これらを弁体の基本構造別にスライド式(ゲート)、回転式(ボール、バタフライ、プラグ)。押し付け式(グローブ)、押しつぶし式(ダイヤフラム)と分類する方法もあります。
安全弁は手動で開閉する必要のない自動弁に該当し、その中の圧力逃がし用の弁に分類されます。自動弁は他にも圧力や温度を調整する自動制御弁、空気圧や油圧などで遠隔操作する遠隔操作弁があります。使用目的としては機器や配管などの保護、破損を防止するといった事故を防ぐ役割で使用されることが多く、蒸気ボイラ、圧力容器、熱交換器、減圧弁の出口側(二次側)などに使用されます。
安全弁にも種類があり、リフト形式による分類では安全弁のリフトが弁座口の直径の1/40以上1/4未満で、弁体が開いたときの流路面積の中で弁座流路面積(カーテン面積)が最小となる「揚程式」、弁座流路面積が弁体と弁座の当たる面より下部におけるノズルのノド部面積より十分大きくなるようなリフトが得られる「全量式」があります。同じ呼び径の場合、揚程式に比べ全量式の公称吹き出し量の方が4〜5倍多い。
なお、安全弁に関係する法令・法規には、圧力容器構造規格、ボイラ構造規格、高圧ガス保安法、ガス事業法、電気事業法があり、適用される法令や法規により、構造、吹き出し量計算式などが厳密に定められています。
安全弁の主なメーカーとしてはヨシタケがあります。
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