圧力計
圧力計とは、気体または液体の圧力を測定する計器のこと。ゲージ (gauge) とは計測器全般を指す語ですが、日本では単に「ゲージ」という場合には圧力計を指す場合が多い。指針が振動に弱い事から、グリセリンを入れて振動を軽減する圧力計などもあります。
代表的な圧力計には大きく分けて2種類あります。1つが汎用形圧力計(ブルドン管圧力計ともいわれる)です。汎用形圧力計は、その名の通り汎用性に優れており、最も多くのシーンで使用されている圧力計です。空圧や油圧、その他の一般圧力を測定するために使用され、比較的簡単な構造となっているため、取り扱いが容易です。JIS規格をベースとしながら製造されているため、品質や性能が安定していることが特徴です。内部に先端をふさいだ金属管(ブルドン管)が曲げられた状態で内蔵されており、内圧を受けて圧力が上がると、曲がっている金属管(ブルドン管)が伸び、逆に圧力が下がると再度曲がります。この金属管(ブルドン管)の形状の変化を、ギアを介して指針に伝達することで、目盛り状に表示する仕組みとなっています。ちなみに金属管(ブルドン管)は銅製や黄銅製となり、断面が偏平な楕円形の管を円弧状に曲げたものです。
もう1つがダイヤフラム圧力計です。こちらは隔膜(ダイヤフラム)を内蔵しており、隔膜(ダイヤフラム)が圧力による膨張や収縮、凹みの度合いを表示する仕組みとなっています。隔膜(ダイヤフラム)の素材としては、樹脂やゴム、金属などが用いられています。
ダイヤフラム圧力計には主に3つのタイプがあり、1つは隔膜(ダイヤフラム)の片方が流体で密閉され、もう片方が空気や油圧油で密閉されているタイプ。また、ダイヤフラムの原動力として、クランクやギア付き電動機駆動による体積式移送を採用したタイプや、密閉されていないダイヤフラムを用いて流体を両方に移送するタイプがあります。汎用形圧力計もダイヤフラム圧力計も、分類としては機械式圧力計に属していますが、一方でこれらの部品の変化を電気信号に変換して読み取る仕組みの電気式圧力計も存在します。
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