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ボルト・ねじ・ナット・釘
ねじは、円筒や円錐の面に螺旋状の溝がある固着具です。
その使用は、部材の締結や、回転運動と直線運動との変換などにも使われます。
ボルトのように外表面にねじ山のあるおねじと、ナットのように内表面にねじ山のあるめねじがあります。
ねじは、あらゆる用途において多用されており、その多くはボルトやナット、木ねじなどによる締結用途です。
また、ねじは各種の機械の運動や位置決めなどにも使用されています。
ねじの機能は、固定状態と可動状態で使うもので大別できます。
それぞれがもつ機能を細分化できます。固定状態一方向に締め付けることで物を固定します。
締結は、最も一般的なねじの機能であり、物と物を締め付けて動かないようにします。
接合・結合は、水道管のような物と物を繋ぐ機能に使用します。
緊張は、ワイヤやロープを引っ張って弛まないようにするのに使用されます。
密封は、ビンの蓋など封をする部分に使用されます。可動状態回転運動を直線運動などに変えます。
搬送・移動は、機械内部でモーターなどの回転運動を直線運動に変えることで、物の移動に使います。
測定・微調整は、物の長さを測定するのに用いたり、
光学機器のピント合わせのように直線方向での細かな移動量の変化に利用されます。
増力・減速は、ジャッキのように、ねじの回転を利用して大きな物を動かします。
ウォーム歯車によって回転運動を減速します。
圧縮・圧搾は、ブドウ液の圧搾のように、回転移動により物を圧搾・圧縮します。
固定状態で使用されるねじは、緩まないように静止抵抗の大きい方が良いとされています。
可動状態で使用されるねじは、おねじとめねじの接触面の抵抗が低い方が良いので、
できるだけ平滑にされ潤滑油も使用されることが多く、ボールベアリングにまで利用されるものがあります。