掃除口
掃除口とは、排水管が詰まった時などに掃除器具を差し込むための開口部のことで、最近では消臭に重点を置いた商品もあります。接合部が樹脂で完全に接着できたり、専用のパッキンが入っていることで管との接合部分を強化し、悪臭をシャットダウンします。材質はステンレス製や塩ビ製のものがほとんどで、寸法は直径40〜150mmくらいが多く、ツバ径がパイプ外径より数mm〜数cm広いタイプのツバ付掃除口が、三栄水栓など様々なメーカーから発売されています。
排水管に設ける掃除口は、ただ設置すればよいというわけではなく、排水管の種類に応じて適切な位置に設けることが重要です。主に横走り配管の起点、横走り配管の途中、45度以上の方向、立て管の底部、排水横管の合流する箇所、排水横主管と敷地排水管の接続箇所などに設けます。排水横引き管には、主要な排水管の最も上流部の延長線上に掃除口を設置することが有効で、排水立管2階建て以上の住宅における排水立管では、掃除口を排水管から分岐して2階の床面近くの位置に設けることが有効とされます。
掃除口の分類にしばしば使用されるCOA、COBとは床上掃除口のことで、COAとは乾式のトイレなど一般的に使われている掃除口のことです。これは長尺シートなどの床へ取り付ける非防水層に取り付け時に使用されます。COBとはトイレや厨房など防水層処理が施された床へ使われ、防水層受つば付構造になっています。
また掃除口の取り付け方は難しくなく、専門的な知識を持たなくても行うことができます。
まず配水管にドリルで掃除口に対応するサイズの穴をあけ、ヤスリで面取りする。穴にパッキンを入れ、本体を穴に入れたらフタを取り付けます。ナットで締めたら完成です。継手を使った排水管路に点検口を付けたい場合は受け口に接着すればよく、穴をあける必要はありません。
なお、掃除口の開閉の際に必要な道具として、掃除口レンチという工具もメーカーから発売されています。二股にわかれた金属の先に突起が付いている、特殊な形のレンチです。専門的な工具であり、量販店での取り扱いが少ないため、掃除口とセットでの購入がおすすめです。
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